市民による沙漠緑化活動紹介
「乾いた地球に潤いを!〜甦れ緑の大地と心の輪 」
展示概要
現在地球上では、熱帯雨林を中心として毎年1130万ha(日本の30%にあたる)の森林が消えているといいます。また、乾燥地の耕作可能な土地の70%(全陸地の25%)が砂漠化の影響を受けています。地球環境は、温暖化や資源の枯渇化など、これ以上悪化させると、人類社会の崩壊を招く段階まできています。この現状を憂い、問題の真っ只中に飛び込んで、市民の手による草の根活動に身を投じている人もいます。また、どのようにすれば未来世代に無事引き継げるか悩んでいる人もいます。
そこで今回、地球環境問題を考え、世界各地で市民の立場から砂漠緑化に取り組んでいる代表的団体や活動事例を紹介することにしました。これは、沙漠緑化にかかわる各種団体の歩みとその考え、取り組み方や参加方式の多様性などを多くの方々に広く知っていただくために開くものです。
この展示会で知り合った人々の新たな交流の輪、志の環が広がり、多くの人々の知恵、自覚、行動により21世紀が環境の世紀へと転換していく一つの契機になればと願っています。
開催期間:2002年4月11日(木)〜5月11日(土)
(日曜、月曜、祝日、第4金曜日=26日=は休館日です
植林中の様子開館時間:10時00分〜19時30分 (土曜日は17時00分まで)
場所:地球環境パートナーシッププラザ
入場:無料
主催:市民による沙漠緑化展示実行委員会お問合わせ先:
事務局・吉田(日中友好市民倶楽部、耕読舎)
メール:potepote@tky.3web.ne.jp
電話:090-6504-2424
FAX:03-3878-5133
バーチャルツアー
館内の展示の様子がご覧になれます。(2002/4/16 撮影)
●Aスペース3D画像[JAVA APPLET 2 が必要になります。]
●Aスペースパノラマ写真
●Bスペース展示その1
●Bスペース展示その2
●Bスペース展示その3
●Bスペース展示その4
今回の展示への共催団体(順不同)
島根県・姉妹都市提携による市民交流活動の自治体型事例として出展。 1994年、中国寧夏回族自治区訪問後、植林活動を企画。97年より植林を開始し、年2回、毎回平均120名の参加があります。参加者は県内小学生をはじめ、アメリカから芸術家の参加なども募り、世界アッピールも同時に行っています。今回は世界中からの参加者募集による活動の効用をPRするとともに、東京人の方達に島根経由の参加者を多数得たいと考えています。
21世紀国際協力活動しまね実行委員会
中国内モンゴル、沙漠緑化をすすめる先駆的団体として出展。沙漠緑化と沙漠化防止を目的として1991年設立(会長:遠山正瑛鳥取大学名誉教授)。この10年間で300万本の植林を実施しました。中国内モンゴルのクブチ沙漠は毎年1000人を越すボランティアが訪れ植林に汗を流しています。今やクブチ沙漠は森林と変わり、小鳥やウサギ、蝶やトンボが棲み、花も咲き、沙漠産のハチミツが生産されています。今後の10年間は毎年100万本を植林し、ゴビ沙漠にグリーンベルトをつくります。沙漠緑化による地球環境保全に興味のある人はぜひ参加ください。
日本沙漠緑化実践協会
http://www.sabakuryokuka.org/
企業・本田技研工業株式会社との協働による中国での沙漠緑化をすすめる団体事例として出展。「沙漠に木を植えて本当に育つのか。」とよくたずねられますが、私たちが中国・内モンゴル自治区の沙漠でこの十年間に植えた5百万本以上の木が今も成長しています。放牧や開墾などの人間活動が生み出した沙漠では、早期に適正な管理をすれば緑が回復するのです。私たちの活動の基本は地元民による持続的な沙漠緑化の支援です。2000年にはこの趣旨に賛同してくださった本田技研工業株式会社の協力で、「喜びの森」事業もスタートしました(http://www.honda.co.jp/philanthropy/)。ぜひ植林ツアーで現地を見学にお越し下さい。
特定非営利活動法人「沙漠植林ボランティア協会」
http://homepage2.nifty.com/sashoku/
市民による日中友好のための人材育成、地域交流の試行活動の一つとして沙漠緑化展を企画。「天に星」、「地に花」、「人に愛」を活動理念とし、1999年設立しました。「顔と顔が見える」市民交流の実現を目指し、中国の大学の日本語学部への講師派遣、日本語学部卒業論文コンクールの実施、貧困家庭児童・生徒への学資援助など地道な活動を実施してきました。現在、当倶楽部の懸案事業として、中国政府の指定する最貧困地域への支援活動の一つである希望小学校建設、裁培作物による緑化があります。今回は世界各地で先駆的に緑化活動、地域支援を進めてこられた先駆的団体を紹介し、学ぶことにより、懸案事業取り組みへの糸口をさぐりたいと思います。
特定非営利活動法人「日中友好市民倶楽部」
http://homepage3.nifty.com/JCFC/
沙漠緑化募金活動を実施し、日中友好市民倶楽部のサポートとして本展示会企画・設営を協力。都立水元公園を主たるフィールドに活動するボランティアグループ。当初は水元公園緑の相談所のボランティアとして発足。一昨年の相談所の業務終了を受け、相談所施設(グリーンプラザと改称)の活用、活動の継承を目的として自主活動をつづけ、その後、都の募集する公園ボランティア(水元グリーンプラザ友の会)の母体となりました。現在は、公園内外での緑化・環境学習に関わる活動の企画、調整活動を中心に活動しています。市民・企業・行政による協働イベント「グラウンドワーク水元」で沙漠緑化募金活動「花の市」を実施。今回の展示会設営にあたっては、その募金も活用されています。
ガーデニングボランティア・耕読舎
地球環境パートナーシッププラザ
http://www.geic.or.jp/
webmaster-j@geic.or.jp